秘密戦争

あらすじ

 シベリア雪原の海辺の村、そこを兵士が双眼鏡で偵察していた。兵士が合図をすると複数人の兵士が緊張した面持ちで村に入ってくる。村はむごたらしい死体が転がる廃墟のような無残な光景だった。この村を襲った者はなんなのか?この兵士たちはなにものなのか?

STORY

 シベリアの雪原、ひとりの兵士が双眼鏡で海沿いの村を覗く。安全を確認できたのか、合図を送る。すると、数人の兵士が木の陰から現れる。兵士たちは村に潜入、死体が転がる、廃墟のような荒れ果てた状況だった。安全が確認され、伝令の兵士マレンチェコに合図を送るとたくさんの兵士が村に向かう。最初の数人は先遣隊だったのだ。死者数、村を襲った何者かの行動など一通り調査を終え、隊長らしき人物は移動と他の部隊への連絡を指示する。隊長は化け物退治をすると言葉にする。信号弾を撃ち、移動の準備の最中セルゲイが隊長に疑問を呈す。各部隊の距離が遠すぎます、応援が出来ませんと。隊長もそれは危惧していたが、上層部は、より広い範囲をカバー、一部隊で対応可能という判断だった。

 移動中、ある兵士が木の皮を剥ぐと、炎ような光が現れる。ここは呪われた場所と呼ばれるところだったのだ。隊長も空気からそれを感じると言う。皮をはいだ兵士は敵は近いと言う。

 移動再開、薄闇の林で、ある兵士が遠距離で敵を狙う。狙撃は成功、それを皮切りに全面対決が始まる。照明弾を発射、敵は本当に化け物だった。肉食獣のようでありながら、毛は無く、手足は長く木にも素早く登れ、素手で人間の首など搔っ切れる化け物だった。死傷者は出たが、相手の一集団の殲滅に成功。焚火をし、怪我人の治療など事後処理に当たる。ひとりの兵士が月日の経った味方の兵士の死体を見つける。隊長はIDを手に取ると、所属は秘密警察であることが分かる。そばにいた兵士チェーカーが秘密警察でもやられるとつぶやくと、隊長は長居は避けるべきと早い出発を決める。信号弾を撃って移動を開始する。 

 日は落ち、夜を越すために屋根のあるところで過ごす兵士たち。遠くの方からだが、大きな音がして隊長は外に出る。最初の村で押収した弦楽器を持つマレンチェコに大柄な兵士が弾けるか?と問う。マレンチェコは弾けるが隊長に禁止されてると答える。大柄な兵士は瀕死の兵士を指し、彼の為だと頼む。外は崖の上でそこに墜落した戦闘機をねぐらとしていた。外に出た隊長は見張りのいる崖の端まで行くと、崖の下では大規模な戦闘が起こってることを目の当たりにする。この距離では加勢に間に合わないことを見張りの兵士に示唆する。その時、音楽が聞こえてきて、隊長はねぐらへ戻る。隊長は怒るでもなくただ演奏を止めさせる。大柄の兵士が自分が頼んだと名乗り出たが、何事も無かったように隊長は座る。隊長は時間の経った死体から押収したIDや手帳を調べる。セルゲイが誰かと訊く。ボリス・グリシンという少佐で黒魔術で召喚した化け物を味方につけるハデス作戦の実行者であることが話す。作戦は化け物を制御できず失敗、今の任務は失敗の後始末だったのだ。セルゲイは上層部に報告を進言する。隊長は組織の闇を暴く者は消される、我々は与えられた任務を遂行するだけだと答える。

 数日が過ぎ、化け物の本拠地と思われる大きな穴を崖の下に発見する。隊長はパコージンに任務を課す。パコージンに穴の入り口に爆薬を仕掛けさせ、数人がその護衛に着くという作戦だ。爆弾を仕掛ける最中にも気づいた化け物が向かってくる。間一髪のところで仕掛け終わり、脱出、爆破、そして周囲の地表が崩れていく。しかし、生き埋めどころかかなりの数の化け物が地表に出てしまう。崖の上で待機していた本隊では、退却を訊くセルゲイに、隊長は逃げ切れないと判断、総力戦を命ずる。隊長は一番速い馬を用意、ありったけの爆弾の準備、爆薬を仕掛ける算段を命令する。配置を指示していた隊長にマレンチェコが指示を仰ぐと速い馬を用意したセルゲイが手綱をしっかり握ることだと答える。ひとりだけ助かることに納得できないマレンチェコは隊長を父さんと呼び、残ることを志願する。このふたり親子だったのだ。隊長はマレンチェコに爆撃の要請、ここの正確な位置を伝えろと命令を下す。セルゲイが幸運を祈るようにマレンチェコを送り出す。

 隊長はここで死ぬ覚悟を表し、士気を高める。数時間後、化け物が崖の上まで登ってくるようになり、凄惨な戦いとなっていた。夜が明け、化け物が勝利を謳歌してるところ、爆撃機の編隊が空を突き進んでくる。爆撃により化け物は殲滅。こうして、化け物もそれと戦った兵士も歴史に何ひとつ刻むことなく葬り去られ、秘密となっていった。

おわりに

 人の判別がつかなくて、初見時は最初の伝令の兵士、楽器を弾いてた兵士、隊長の息子が同じ人だって気づかなかったよ。セルゲイが副隊長格でちょくちょく隊長と話していたのも分かってなかった。隊長とアジア人顔の人だけ把握してた。セルゲイはともかくマレンチェコはモブとは違う分かりやすい見た目にしてほしかった。確かに、最初の方に名前で呼ばれるという演出はあるんだけどね。

 この作品の後日談として、マレンチェコはどうなったんでしょう。物語はペーソスがあって一見良い終わり方に見えるんですが、マレンチェコから見たら、死を懸けた父の功績がないものになってるというのは耐え難いものがあるのではと思います。(黒魔術、化け物、その事後処理云々は組織でも一握りしか知らない機密事項という前提で話しています。題名からそう思いました。)暴露して消されたのか、内密にお金や出世を手に入れたのか、だまってることが父への義理だと思ったのか、どれもしっくり来ない。

、 このシリーズ、どんでん返しが多いから、化け物の王的存在が出てくるとか、未だに組織のなかに黒魔術推進派がいて現れるとかそんな展開考えてしまった。

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