大あらし

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シーズン1 第10章 『大あらし』 原題 “THE STORM”

introduction イントロ

 曇天のトロールバーグ。気だるげに出窓の壁に寄りかかっているヒルダにママは今日の予定を訊く。何もないと気のない返事。最近、フリーダたちと遊んでないことを問うと、特に何でもないとやはり気のない返事。ママも何か察する。元気のないヒルダが”ヴィクトリア・ヴァン・ゲイルの天気予報”にラジオを合わせる。天候の悪化は未明からというヴィクトリアの言葉をすっかり信じ、突然の雷を怖がるトゥイッグをなだめる。ヒルダはヴィクトリアに多大な信頼を寄せているようだ。

 日も暮れてきて、雷も治まっておらず雨も降りだした。ママから車で画材屋さんに行くことに誘われたが、ヒルダは天気を理由に断る。らしくないヒルダを冷やかすとママは外に出る。ヒルダはテレビを点けるが、天気のせいか良く写らない。ヒルダはまたラジオをヴィクトリアに合わす。ヴィクトリアの気象情報と同時に口にする「雪だ!」。雪で遊ぶ準備を始める。上着やニット帽を取り出すと、窓を叩く音がする。サンダーバードだ。バードパレード以来の訪問の目的は暖をとることだった。ヒルダはサンダーバードを家に迎えると雪遊びに向かう。その時、電話が鳴る。ママからで車が雪で動けないとのことだった。外に出ることを止められると電話が切れた。ヒルダが気落ちしてると雷が聞こえる。これは天気の精霊に因るものとサンダーバードは言う。そんなこと、ヴィクトリアから聞いていないヒルダは再びラジオを合わせる。慌ただしく不穏な放送が流れ、やがてノイズに搔き消されてしまう。ヒルダは不測の事態を懸念する。外では増々吹雪いていた。

 ここから先は作品を視聴した人向けになっております。未見の方、ネタバレをしたくない方は引き返すことをお勧めします。観た後、戻って来てくれれば嬉しいです。

High Light ハイライト ※ネタバレあり

 どんどん、天候は悪くなっていく。空の様子とさっきの放送からヒルダはヴィクトリアを助けに気象台に行くと言い出し、サンダーバードを無理やり連れだす。デイビッドを訪ね一緒に来るように誘う。フリーダのことをデイビッドは問うが、反対されるからとヒルダは答える。デイビッドも決心、ふたりと一羽で気象台に向かう。吹雪と雷鳴の雲海の中、不気味な音が聞こえる。サンダーバードによると天気の精霊の口論してる声だという。雨雲を抜け青空の下、山頂に気象台はあった。

 気象台は鍵が掛かっており、窓から忍び込む。薄暗く雑然と散らかってる倉庫のような部屋でヴィクトリアを探し呼び掛ける。デイビッドが偶然スイッチを押すと扉が開く。扉の先には外を観察している白衣の年配の女性が。ヴィクトリア・ヴァン・ゲイルだ!憧れのヴィクトリア・ヴァン・ゲイルに挨拶に行くヒルダ。突然の訪問に驚き警戒するヴィクトリアだが、ヒルダがファンと分かると態度を軟化。助けに来たというヒルダになにもなく順調と答えるとノベルティグッズを出したりおもてなしをする。怪しむデイビッド、サンダーバードをよそにファンであるヒルダはお客さんに喜んでるだけと言う。ヴィクトリアから見学の案内を受けていると警報のような音が鳴る。何でもないと言ってヴィクトリアは警報を止める。ある部屋に入ろうとしたデイビッドを急いで止めて鍵までかける。ヴィクトリアが引っ掛けてレバーを下ろすと強い雨が降り出す。ヴィクトリアが機械をいじると治まる。サンダーバードがレバーを下げると一瞬だけ雨と雷が現れる。デイビッドとサンダーバードは疑いを強くする。観念したヴィクトリアはここが観測だけではなく天気の操作の研究をしてることを打ち明ける。ヴィクトリアによると雨雲の発生までは一定の成果は出ており、天気の精霊を呼び寄せる方法も確立しているが、精霊が集まると口論を始め制御が利かないと言う。なんと、トロールバーグの異常気象もそれが原因だったのだ。気象台の設備で大風を起こして、雲を吹き飛ばそうとするが、嵐に遭ってガタがきてる設備では力不足で失敗。ヒルダは精霊との直接交渉に臨む。

 ヒルダを乗せたサンダーバードが雨雲に突入!中では精霊が喧々囂々の議論を交わしていた。静めるため、サンダーバードが雷を放つ。ヒルダが一人一人、平等に話を聞くと場を仕切る。気象台では、ヒルダを危険なことから避けさせるための代案を出せなかったことをデイビッドは悔いていた。しかし、悩んだ末に何か思いつく。一方、ヒルダは話を聞いていき、精霊をよそへ向かわせたりしていた。デイビッドはコーヒーを頼んでヴィクトリアの気を散らせ、入室を拒んでた部屋の鍵をかすめる。精霊たちは話を聞いてあげると気が治まるのか雨も降らさなくなっていき、地上から晴れ間が見えてくる。一方、デイビッドは例の部屋に入り衝撃的な物を目にする。最後の精霊は主張したいことを忘れており、精霊への対応は一通り終わる。意見を主張した他の精霊たちも大人しくなっていた。問題解決!ヒルダはデイビッドを迎えに気象台へ向かう。

 気象台ではヴィクトリアが今の天気について放送していた。服や髪が酷い状態のヒルダが帰ってきてヴィクトリアは驚く。精霊たちは話を聞いてもらい、散り散りにどこかへ去っていく。視界が開けて、主張を忘れてた精霊は気象台を見ると思い出したようで大きな雷雲へなっていく。一方、ヒルダから精霊の説得の話を聞いたヴィクトリアはその方法を次回使おうと考える。ヒルダがコントロールはやめて観察だけにしたらとなだめる。姿を見せなかったデイビッドが例の部屋から出てくる。驚くふたり。さらにサンダーバードがふたりの後ろの窓の光景に驚く。窓の向こうでは雷雲になった精霊が嵐を起こす。窓を割り、吹き込んだ嵐が鉄パイプを飛ばしデイビッドに襲いかかる!パイプの下敷きで足を怪我したデイビッド。この場を離れることが最善策とサンダーバードはみんなを乗せる体勢に入る。ヒルダがデイビッドを乗せる。ヴィクトリアは何故か拒否する。ヴィクトリアを置いていけないヒルダは精霊の説得を選択。デイビッドは部屋に入るようにヒルダに鍵を託す。すぐ、戻ることを約束し、サンダーバードは飛び立つ。ヒルダが部屋の扉に手を掛けると、精霊に絡まれて動けないヴィクトリアはやめるように必死に叫ぶ。構わず、ヒルダは鍵を開け、中に入る。そこには大きなカプセルに囚われた精霊の子供が!入ってきたヴィクトリアは理由があるとばつの悪そうな態度を見せるが、ヒルダは子供の精霊でおびき出してたことが分かり、憤る。開き直るヴィクトリアが鍵に視線を向けたことにヒルダは気づく。カプセルの鍵もあることが分かり、ヒルダはカプセルの方へ。やめるよう懇願するヴィクトリアをはねのけ、カプセルの鍵を開けボタンが現れる。後ずさりするヴィクトリア、ヒルダがボタンを押す。カプセルが爆発!危険を察知していたヴィクトリアは来場用と思われるロープウェイに逃げる。精霊の親子が外に出ると気象台は崩壊を始める。悲嘆の声をあげるビクトリア。戻ってきたサンダーバードはヒルダのことをヴィクトリアに尋ねる。崩壊した気象台跡地を見たサンダーバードは呆然とする。

 その頃、ヒルダは霧の中のようなところで目を覚ます。何故か宙に浮いており、上から光が差し込んでいる。ヒルダは泳ぐように光の方へ向かう。霧を抜けると精霊の上に出る。精霊の中にいたのだった。移動中の精霊はどんどんトロールバーグから離れていく。そのことを呼びかけると足場がなくなったのかヒルダは落ちていく。森の木に引っ掛かりつつ衝撃を減らして着地する。草むらから抜け出すとそこは山に囲まれ、森が点在、湖が近くにある平原だった。

impression 感想

 見終わった時に率直に思ったのはフリーダとの喧嘩まだひっぱるの?ってこと。今まで、一話完結に近かったから、今回で解決すると思ってた。前回も言ったけど、この作品にはそぐわないという認識だったので。批判してるわけではなく、予想を裏切っても期待を超えてくる分にはむしろ歓迎です。ヒルダが本のことを気にしてる発言もあり、嫌ってたり、無視してる訳でもなくてホッとした。自分も気分が良くないのに、フリーダを気に掛けるところがいじらしい。デイビッドがフリーダのことを話した時にわだかまりがあることが窺われたけど、それだけフリーダの存在がヒルダの中で大きいってことの証左だと思う。この時、フリーダは何を思い、何をしてるのか。ヒルダのことよりも自己認識の崩壊の方が大きいと思うけど、立ち直って仲の良いところを早く見せてほしい。期待を超える展開に期待!(変な日本語)

 『忘れられた部族』でラジオから声だけ出ていたヴィクトリア・ヴァン・ゲイル が出てきました。あんなことが布石だったとは。今回、ヒルダがヴィクトリアのファンであることが明かされました。話が進んでいくと幻滅するのですが。デイビッドはマッドサイエンティストだと言っており、ヒルダもやっぱり、あなたはおかしいという発言をしていた。気象の操作ってそんなに悪いことかな?天気に大きく影響される農業などに携わる人からしたら、すごく助かると思う。人間の驕りとか神の領域侵犯とかヒルダぐらいの年の頃から考えるのかな。

 久々のサンダーバードの再登場となりました。温まりに来たのに外に出されて可哀想。私事ですが、自転車通勤なので身に沁みちゃった。でも、それまでのサンダーバードの行いは図々しい。勝手にガウン着て、パイ食べてたよね。ココア飲めなかったのは残念だが、許可取らずに淹れたんだよね。ママがいたらウッドマン以上に煙たがられそう。最終回近くでの再登場ということで過去のキャラクターが再登場、集結するアベンジャーズ的な展開が思い浮かんだ。次回のサムネにウッドマンいるし。展開関係なく、希望としてはマーラ、リンドブルムあたりに出てほしい。話はズレますが、前回の魔法のネズミの再登場、何だったんだろう。物語に何の影響もしてないし。

 サンダーバードに話を戻すと固有名詞ないのかな。このブログではサンダーバードと呼んでますが、カラスに間違われても否定しない。今回も”しゃべるカラス”とヴィクトリアに言われてる。名前の設定ないのかな?

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