ラブ、デス+ロボット 作品紹介

 ダークなテイストで統一されたSF、ホラーなど所謂ジャンルムービーの短編オムニバス作品です。

製作の経緯

 元々、アニメ映画『ヘヴィーメタル』のリメイクとして00年代終わり頃に企画が始まる。この『ヘヴィーメタル』もオムニバス作品で同じように映画監督(『ゴーストバスターズ』『同2』『ツインズ』『ジュニア』などのアイヴァン・ライトマン)が制作に関わっています。“ヘヴィーメタル”というのは音楽のジャンルとは関係なく、コミック雑誌の名前です。只、BGMとしてヘヴィーメタルを使用してるシーンはあります。フランスのコミック雑誌『メタルユルラン』のアメリカ版です。脇道ですが、映画『ヘヴィーメタル』の話を。

 まず、映画館で1度観ただけで、記憶が曖昧という事をご了承頂きます。前述の通り、この作品はオムニバスなのですが、最初の話と最後の話が繋がってたり、冒頭のアメ車が宇宙を走行(?)するシーンを第1話とする捉え方もあったり、第〇話というのは分かりづらいので、タイトル名で表していきます。

 “ハリー・キャニオン”

 荒廃した近未来の世界を舞台に、只のタクシー運転手の男が美女に出会った事で事件に巻き込まれる。原作はバンドデシネの大家メビウスの『long tomorrow』です。この作品、映画『フィフス・エレメント』に引用されてます。後に『アデル』、『ヴァレリアン』を監督、『ミッシェル・ヴァイヨン』の製作、脚本を担当するくらいだから、リュック・ベッソンがバンドデシネを好きなんでしょうね。ところが、『フィフス・エレメント』、バンドデシネ作品『アンカル』(脚本アレハンドロ・ホドロフスキー、作画メビウス)に酷似してると訴えられる。

 訴えは退けられましたが、上の画像と左の画像比べてどうでしょうか。只、メビウスは『フィフス・エレメント』にプロダクションデザイナーとして参加しています。ストーリーの酷似も主張されてるとはいえ、クリエイターが同じなら、似てくるのは当然。というか、メビウスがメビウスを訴える?ホドロフスキー主導だったのかな。別に肩を持つわけじゃないけど、『long tomorrow』(脚本はダン・オバノン)や“ハリー・キャニオン”を絡めて訴えられれば。

 多分、ベッソンは好きな物を詰め込みたかっただけだと思う。結果、色濃く出ちゃったと。

 “ハリー・キャニオン”が長くなってしまったので、この辺で終わりにしたいと思います。“デン”という作品と原作者リチャード・コーベンの事も話したかったのですが、またの機会に。私、特別バンドデシネや海外のコミック事情に詳しいわけでも、語学力に自信があるわけでもないので、間違いの指摘や情報の共有、改善の提案などしてくれたら、嬉しいです。では、またの機会に

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