サニー・サイド・アップ

あらすじ

 キャンターロジックスタジオが開局した。街のポニーたちの関心は薄く、サニーは例として番組を作り、放送することでアピールを考える。ピップが、サニーとヒッチの料理番組を発案、制作に張り切る。その頃、ミスティはオパリーンから作戦の失敗の懲罰を受けていた。

感想

 お城にて、オパリーンは意気揚々と高笑いで野望を語るがむせてしまう。ポニーを支配する意気込みを誇示した後、サニーたちと楽し気なミスティの写真を取り出す。ミスティは言い訳を考えるが、オパリーンは写真からキューティマークの輝きが魔力を増幅してることを確信する。キューティマークを奪うことでポニーを支配する計画を披露、再び高笑いをするがやはりむせる。計画に異を唱えるミスティに、オパリーンはサニーたちとの仲を疑い、ミスティはそれを否定する。オパリーンもドラゴンの炎の力の前には、些末なこととして流そうとするが、ドラゴンを手に入れてない報告をミスティから受ける。沈黙の時間が流れる。沈黙を許しと受け取ったミスティをオパリーンが怒鳴りつける。沈黙は喉の調子の悪いオパリーンが怒るために息の調整していたのだった。オパリーンは懲罰を宣言する。

 オパリーンはドラゴンの炎を手に入れた前提で魔力を使い尽くしており、それが無駄になったこともあり怒っていたのだった。ミスティに失敗の責任を分からせるように、何故、自分がそのような野心を持つようになったのかという話をする。時はオパリーンの幼少期、みんなに愛されていた同い年ぐらいの白と黒のアリコーンふたりがいたと言う。そのふたりのアリコーンはそれぞれ太陽、月の力を持っており偉そうな態度をとっていたようにオパリーンには思われた。そこで炎の力を誇示することで自分はふたりよりも特別な存在だと知らせることが使命なのだとオパリーンは言う。話を聞いたミスティがもう失敗しないと言うとオパリーンはもう失敗もできないとミスティに外出禁止の罰を与える。魔法でミスティの体が自室へ引き込まれていくと足を固定される。オパリーンは外出したかったと言うとどこかへ出かける。

 キャンターロジックスタジオ前では開局セレモニーのスピーチがヒッチによって行われていた。ヒッチがテープカットをすると集まってたポニーたちは散って行ってしまう。みんなスタジオで何をしたら良いのか分からないという推測から、サニーは例として自分たちで番組を作ることを提案する。提案に喰いついたピップはサニーとヒッチの料理番組”サニーサイドアップ”を思いつく。ヒッチが自分は人前に出るタイプじゃないと遠慮してるが、ピップは張り切ってスタジオに向かう。ピップが緊張気味のヒッチにアドバイスをする一方、スムージー作りが本職のサニーは余裕を見せる。その時、手を滑らせたヒッチがピップのしてる髪飾りにレモンを挿してしまう。自分には出来ないと言うヒッチに、サニーは気分を落ち着かせて自分の真似をするのよとアドバイスするが、ヒッチは慌ただしく転んでしまう。

 その頃、ミスティは足を自由にしようともがいていた。棚の上のスマホに気がついたミスティはスマホの方に体を伸ばす。ミスティが強く思うと魔法が発動し、右手が自由になる。一方、久しぶりの外出になまった体を痛感していたオパリーンは霧の深い草原の中、魔法を増幅する何かに向かっていた。その後、ミスティは力を籠めると魔法が発動、全ての足が自由になる。ついにスマホを手にし、スマホを見てみると…サニーたちの番組が始まる。

 サニーがメイン、ヒッチがアシスタントで番組が始まる。ハキハキしゃべるサニーに対してヒッチはあがってるのか挙動不審。サニーがスムージーを作り始めるが、真似するはずのヒッチに量ややり方が伝わらない。焦るヒッチは、誤ってスムージーをサニーにぶち撒けてしまう。焦るスタッフの3人。スムージーが目に入ったサニーにヒッチが寄り添うが転んでしまいふたりは倒れる。アクシデントに増えていく視聴者、ピップがOKを出すと、サニーも失敗も料理の一部と誤魔化す。また転んでるヒッチをサニーが笑う。すると、ヒッチがニヤリと不敵な笑みを見せる。果物を投げ合いふざけだすふたり。視聴者にウケてるなか、サニーはスムージーに滑って壁に激突。それを見て笑ってるスタッフのイジーとピップも映る。それを視聴していたミスティも笑う。サニーたちが番組を作ってることに気づいたミスティはスパーキーを見ていないのでは考える。スパーキーを捕まえるチャンスと早速部屋を出ようとすると、見えない魔法の壁に阻まれてしまう。

 その頃、山奥を散策するオパリーンはクリスタルの岩山2つに挟まれ宙に浮いてる石、ドラゴンストーンを見つける。魔法が復活してる今、この石にも魔力が戻ってきており、そこにドラゴンの炎の力を加え、合わさった力を我が物にしようと考える。

 スタジオでは、後片付けをしており、その様子が配信されていた。視聴者数が落ちてることに気づいたピップはテコ入れを色々提案する。目隠しのヒッチにサニーが料理を教えるという案が出る。料理番組に相応しくない演出にサニーは反対するがヒッチが気に入る。ピップも視聴者のためと後押しする。ミスティも視聴してるなか、仕切り直しで目隠しのヒッチに料理させる番組が始まる。サニーが始まりの挨拶をすると突然、番組は出来ないと宣言する。視聴者を気にするあまり、本質を忘れてしまったと言う。サニーにとって料理は自由になれること、周りを気にせず一歩踏み出すのに料理は最高と言う。迷ったり、行き詰ったり、したくないことをしてる時、料理は自分を取り戻すのに素晴らしい方法と説く。大げさかなと言いつつ、料理を通して、みんなが幸せになること、自分らしく生きることを視聴者にサニーは訴える。観ていたミスティの心にも言葉が刺さる。自分らしく出来上がった料理は世界に1つ、それと同じようにみんなも唯一の存在と言って、スムージーを口にする。ヒッチの作った失敗作を口にしてしまい吹き出すサニー。配信を観ていたミスティの心にサニーの言葉が響く。自分の気持ちとは関係なくオパリーンの命令に従っていたことを認識し、自分の気持ちを大事にすると決める。

 ドラゴンストーンを求めて岩山を登るオパリーン。行く手を阻む岩を破壊しながら、険しい道を進む。

 ミスティはサニーたちから優しさをもらったことを思う。ミスティは荷物をかばんにまとめるが、外のことをよく知らない不安をマダム・タフィテールに訴える。だからこそ出なくてはいけないとミスティは決断する。 

 コマーシャルに入ったスタジオでは、サニーがヒッチに謝罪していた。視聴者にありのままを勧めておいて料理が不得意なヒッチにアシスタントをさせたことを謝る。ヒッチは楽しかったと言い、サニーのお陰で緊張しなくなった。ふたりならこれから良い番組が出来そうとまとめる。

 岩山を登り、オパリーンはドラゴンストーンの近くに来た。オパリーンが手を伸ばし石に触れるとバランスを崩したのか宙に浮いていた石は地面の裂けめに落ちてしまう。魔法で取ろうとしたが上手くいかず、石は後日にし、帰ることにする。その頃、ミスティは考えを煮詰めており、オパリーンとサニーたちのどちらが正しいか、比べていた。ようやくオパリーンから離れる決心をする。

 改めて、サニーサイドアップが始まる。サニーは前回より丁寧にレシピを説明、ヒッチも緊張がなくなり落ち着いて作業する。モニターを見てるピップが視聴者の減少に危機感を持つと、ジップがこれが本当のサニーサイドアップと言う。すると、ピップも和やかな雰囲気の番組に納得する。そんな雰囲気で進行していった番組はお別れと感謝の言葉、スタジオへのみんなの参加の呼びかけで締めくくられる。カットの合図が入ると、イジー、ジップが良かったとサニーたちに駆け寄る。ピップは口では成功と言いつつ、本当は不安なのか次回作やグッズ製作の話をする。その時、イジーがタブレットを見て叫ぶ。半年先までスタジオの予約が埋まっていたのだった。目に見える形で表れた結果にやってきたことの正当性を確信する。

 ミスティがオパリーンから離れ自分の意思で生きると声高に宣言してると、咳払いが聞こえてくる。喉の調子が悪いオパリーンが帰ってきたのだ。ミスティは聞かれなかったかと不安になるが、足かせの魔法にかかってる振りをする。部屋に入ってきたオパリーンに反省を見せるミスティ。罰を与えた理由、これからのミスティに大きな期待をしてるとオパリーンは諭す。理解を示したミスティの足かせの魔法を解く。手足が自由になり喜ぶ振りのミスティはオパリーンに着いていくとドラゴンストーンの映像を見せられる。オパリーンから明日ドラゴンストーンを取りに行く予定を聞かされ、それまで体を休めるよう勧められる。部屋に戻ろうとするミスティをオパリーンは呼び止める。オパリーンはミスティの手書きのキューティマークを指摘する。気づかれたミスティは驚く。

おわりに

 最後に手書きのキューティマークを気づかれて、ミスティがすごく驚く理由がよく分からないのだけど。ミスティはキューティマークにものすごく憧れていて、ものすごく欲しがっているのだから自分で書いても不思議ではないし、むしろ、充分あり得ることだと思う。仕事上でも、街の諜報活動にはあった方が良いと思うし。オパリーンだって『犯人はだれ?』の時に一度見てるし、オパリーン自らこすって消してたりもしてる。キューティマーク自体ではなく軟禁中に実は自由に動けたことに気がついたってこと?それならそれでキューティマークを書いた時を印象付ける演出があったり(実際、いつ書いたんだろうと見直してしまった)とか、台詞で説明するとかないと分かりづらい。この考えの通りなら、弱ってるとはいえオパリーンの魔法を破ったのだから、次回以降ミスティは魔法の才能の片鱗を見せ、オパリーンは有望なミスティを喜んだりするのだろうか?

 オパリーンに目を移すとセレスティア様、ルナ様と同格であることが発覚。千年単位で生きていたセレ様、ルナ様と同世代であり、実際の差は分からないが張り合えるだけの魔力は持っており、差が大きかったとしても凡百のポニーたちとは一線を画す存在のよう。強大な存在と分かったところで今回のオパリーンは気になる。体調不良(のどの具合から察して)と一時的な魔力の喪失が原因とは言え、疲労困憊で苦労して石を採取する様子は悪役としてとっても心配になる。潜在的な意味でも魔力が落ちているという話もあった。やはり、どうしても勝てない敵を倒しての面白さだと思う。オパリーンはもっと悪役らしくあって欲しい。

 それとは別でオパリーンも街に出ればと、思った。事の発端はセレ様たちへの嫉妬とみんなへの自己顕示欲のようだし、『アリコーン⁉』を見るだけでも街のポニーたちがオパリーンにどんな態度をとるのか容易に想像がつく。サニーの時のように街のポニーたちが丁重に扱えば、オパリーンの願望も満たされ穏やかになっていくかも。それじゃ、お話にならないか。それはともかく外に出ることが嫌いなようには見えないし、お城から出ず、ミスティを遣う理由はこれから明かされるのだろうか?

 風邪っぴきで、空を飛ぶ魔力も残ってない時に険しい山になまった体で石を取りに行くオパリーンさん。何故?

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