おそうじおばけ

TITLE タイトル

シーズン1 第9章 『おそうじおばけ』 原題 “THE GHOST”  

introduction イントロ

 ある日、ヒルダはどこかへ急いで駆けている。フリーダの家の前で同じく駆けてきて息をきらせているデイビッドと会う。ふたりはフリーダに呼ばれて急いで来たのだった。出てきたフリーダがふたりを招き入れる。何があったのか?と、3人が部屋に入ると…

 朝、起きたらこうなっていたと言う。ヒルダはお化けの仕業と推測、フリーダは学級委員選挙への立候補を控え、心配になる。ヒルダが選挙の応援委員としてよりも友達として助けることを話すとフリーダはハグをして感謝する。デイビッドの発案で部屋にビデオカメラを仕掛けることに。カメラ設置の前の片付けの際に、本が一冊無くなってるのに気づく。果たして犯人のお化けはカメラに写るのか?

 ここから先は作品を視聴した人向けになっております。未見の方、ネタバレをしたくない方は引き返すことをお勧めします。観た後、戻って来てくれれば嬉しいです。

High Light ハイライト ※ネタバレあり

 次の日、同じように部屋は荒らされていた。ビデオを見てみると全部フリーダが散らかしていた。今まで、散らかしても朝に片付いてたことが発覚、それをフリーダも普通だと思っていたという超展開!!ヒルダは散らかすお化けではなく、掃除するお化けがいたと結論。一方、フリーダは自分がきちんとした人間ではなかったと選挙活動、宿題にも影響、ついに学級委員を諦めるほど、自信を失くしてしまう。励ますヒルダには何か秘策があるらしい。

 部屋から無くなった本を手掛かりに、図書館で本の元の持ち主=お掃除お化けをつきとめる。司書のお姉さんに死者を呼ぶための本と道具を託される。お化けに会えないかもしれないのにフリーダに約束してしまったことに不安を抱きつつ、ヒルダは夜、家を抜け出す。

 ヒルダ、フリーダ、デイビッドの3人は墓地に入る。本の元の持ち主のお墓を見つけお化けを呼び出す。出てきたお化けは本を読ませてもらうお礼に部屋を掃除してたのだった。だが、本を持ち帰っていなく、本がなくなったから行く理由がなくなり、掃除もしなくなったのだった。本を盗りそうな人ということで妹お化けが呼び出される。本を返してくれない妹お化けと勝負することになる。その勝負方法というのが…

 霊力や呪いも関係なく、肉体もないお化けの伝統的な勝負方法が肉弾戦のレスリングなんて!野次馬のお化けたちが集まってくる。3対1のレスリング勝負が始まる。3人の抑え込みから逃れるために体を霊体化した妹お化けに警告、先に減点を与えるが結局3人は負けてしまう。ヒルダは妹お化けが骨を分離、遠隔操作をしたと反則をアピールするが、レフェリーお化けは夜明けが近いとお墓に帰ってしまう。お化けがお墓に帰っていくのを見てヒルダは何か思いつき走る。

 ヒルダはお墓の前に寝転がり通せんぼ。渋々、妹お化けは本を返す。ところが、返された本は違う本で他の本のことは知らないと言われ、お掃除お化けにこれからの掃除のことを話すと私は家政婦ではないと怒られる。怖い思いや大変な労力を使っても何も成果を挙げられなかった3人は打ちひしがれて家に帰る。フリーダの家の前でヒルダは謝るがフリーダは怒ったような表情を見せると無言で家に入ってしまう。

 投票日の学校にて、候補者の演説が始まる。フリーダの番になっても出てこない。放課後、ヒルダとデイビッドはフリーダを訪ねる。今日ずっと部屋に籠りっきりだったようでフリーダママも心配していた。片付けが出来なくても大したことではないとヒルダが言うと完璧を求められてきた自分は完璧でないといけないとフリーダは返す。完璧でなくてもフリーダはフリーダ、大事な友達だよとヒルダが言うと期待を裏切ったことを話すフリーダ。ヒルダが言い返すと、いつも友達を危険な目に遭わせたり、自然育ちで破天荒なところを批判、この前も怖い思いをして何の意味もなかったとフリーダは言い立てる。助けようとしたことが余計なお世話だったとヒルダは背を向け突き放す。ヒルダなんか引っ越してこなきゃ良かったとフリーダは言い放つ。一瞬、衝撃を受けた顔をしたがヒルダはデイビッドとともに部屋を出る。ひとり残されたフリーダはため息をつくとベッドに突っ伏せる。その時、謎生物がベッドの下から出てきて本を手にするとベッドの下に戻っていった。

impression 感想

 この作品で、それもヒルダたち3人にこんな軋轢が生じるとは全くの予想外だった。フリーダにとってきちんとしてるというのは自己の大きなウェイトを占めていたみたいで、片付けが出来ないというだけで心が折れてしまった。完璧人生を歩んできたフリーダには大きな挫折だったようだ。肩ひじ張らず失敗も成功の糧、余裕を持ってと大人ならアドバイスを送るところだけど、年少のヒルダとデイビッドにはまだ難しいところ。

 デイビッドのイジリにいちいち反応してしまう程、フリーダは心に余裕がない。記事を書いたからそう思ったけど、初見時はフリーダ突っかかり過ぎと思ってしまった。しっかり者のフリーダが弱みを見せればいたずらっぽい気持ちが湧くのも分かるけど、飽くまでイジリというのは相手が嫌がらないこと!デイビッド、深刻さに気付いて!

 ヒルダはフリーダのために行動を起こすのですが、途中から目的が自信を取り戻すことから、本を取り返すことに変わってる。目当ての本が手に入ったとして、本を取り戻した達成感や友達との一体感から一時的に気が楽になることで一歩踏み出せるかもしれないが、お掃除お化けに来てもらったら意味ないし、いつまで経っても自分では片づけられない。奇しくも、ヒルダが終わりの方で言った本もお化けも要らないが重なる。何があってもフリーダはフリーダ、それでもう充分と根気よく肯定していくしかない。片付けが出来ない自分を認めることが第一歩、そう考えるとデイビッドの堕落に誘ってるような言葉は実は有効かも?その上でダメだと思ったら片付けの努力を重ねることが大切。フリーダは克服するのか?ありのままの自分を受け入れるか?

 アルファーは突っ走り気味のヒルダをいさめるような大人の役割。友情や思いやりより規則を優先させるような物言いにヒルダは反発するが、友情や思いやりを否定してた訳じゃないことはお風呂の場面からうかがえる。じゃあ、契約なんて言葉を使ったアルファーが悪かった?大人の視点で3人に深く関われば良かったかも。今回、トゥイッグはお休み、レスリングで戦力になりそうだったのに。

 次回、鍵を握りそうな謎生物。

 謎生物はどう絡むのか?フリーダは立ち直れるのか?3人の関係は修復するのか?

その他の『ヒルダの冒険』関連の記事は→      こちら

商品紹介

コメント

タイトルとURLをコピーしました